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こんにちは、ドンキーです!
今日は、友達のドイツ人に連れてってもらったハンブルクの庭園でのキャンプのお話と、その庭園について【ドイツトリビア vol.7】としてお話させていただきます。
【ドイツトリビア vol.7】 ドイツの個人庭園!?【Schrebergarten】

昨日の記事「【ドイツ留学】歌・踊り・演技!!芸術を披露するハンブルクのお祭り!」で紹介させていただきましたお祭り「ALTONA MACHT AUF!」の後に、友達についていくとある庭園に連れていかれました。
それがこちらの、美しいお庭【Schrebergarten】(シュレーバーガーテン)です!

◆【Schrebergarten】とは?

ドイツを電車で旅していると、車窓からの風景の中に、ふと小さな庭に囲まれた小さな家々を見かけることがあります。それは、実際の民家なのか?はたまた、キャンプ場か?、、、
どちらにせよ、これらのドイツの小さな庭と家で仕切られた小区画地は【Schrebergarten】、または、【Kleingarten】と呼ばれています。
基本的に【Schrebergarten】は、町の「端」に位置しています!!
多くのドイツ人は庭のないアパートに住んでいるので、新鮮な空気に触れたり、庭いじりをしたりする機会を得るために【Schrebergarten】を利用しています。
ドイツには、なんと約150万個もの【Schrebergarten】があります!なので、ドイツのどこでも見かけるかんじです!
ハンブルクには、約34,500個(約1900ヘクタール)の【Schrebergarten】があり、基本的にはそのおかげで、ハンブルクは「緑の町」を名乗ることができています。
(※もちろん、数多くの公園、自然のある場所、遊び場や墓地のと同様に、この「小さな庭」も都市の緑の一部として数えられています。)
◆【Schrebergarten】の歴史

【Schrebergarten】は、ライプツィヒ大学の子供の健康学が専門の教授Dr. Moritz Schreber(モリッツ・シュレーバー)の想起したものです。
彼は、都会に住む子供たちが自然に触れ合う機会がなかった場合、心身ともに成長が妨げられるのではないかと心配しており、子供たちのために遊び場を作ることを強く主張していました。
実際に【Schrebergarten】が作られたのは、彼の死後の1864年。
ライプツィヒの郊外で、子供たちの遊び場として、【Schrebergarten】第一号が建設されました。
それから、野菜用のガーデンが作られたり、子供たちの野球が小さなリーグになったりと様々な変化をしていく中で、家族がそれぞれで【Schrebergarten】を個人的に作り始め、フェンスで仕切ることにより現在の形に変化していきました。
ちなみにこの動きは、ドイツ全体に広がった後に、ヨーロッパの他の国々にも広がりました。
◆【Schrebergarten】の楽しみ方

今回の友達に招待していただいた【Schrebergarten】では、前半にキャンプファイヤーをしながらドイツビールとドイツの手料理を楽しみ、後半は、豪雨になってしまったので、家の中に避難して、ギターでみんなで弾き語りなどをして青春してました。笑
【Schrebergarten】は郊外にあるので、大変静かで、周囲を気にすることなくストレスフリーで楽しむことができます。空気もフレッシュで美味しく、本当に自然の中で遊んでいるかのようでした。
例えば、トイレ一つをとっても、農作物の肥料として使ったりするので、電気・水を一切使わないこういうトイレでした。

◆参考サイト
German Girl in America “What is a Schrebergarten? Little Gardens with Little Huts in Germany”
Hamburg.de ”Grüne Oasen in der Stadt Kleingärten in Hamburg und ihre Bedeutung”
まとめ
- ドイツの小さな庭と家で仕切られた小区画地は【Schrebergarten】、または、【Kleingarten】と呼ばれている。
- 基本的に【Schrebergarten】は、町の「端」に位置。
- ドイツには、なんと約150万個もの【Schrebergarten】がある。
- ハンブルクには、約34,500個の【Schrebergarten】がある。
- ライプツィヒ大学の子供の健康学が専門の教授Dr. Moritz Schreberが【Schrebergarten】を考案。
- 【Schrebergarten】第一号はライプツィヒ郊外にできた。
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今日もありがとうございます!
また、明日の記事でお会いしましょう!
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