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こんにちは、ドンキーです!
今日はドイツ国内最大の貯蓄銀行Sparkasseについて、メリットやデメリットなどを含めて解説させていただきます。
- 【Sparkasse】とは?
- 【Sparkasse】メリット&デメリット
- 【Sparkasse】クレジットカード
- 【Sparkasse】注意ポイント!
- まとめ
【Sparkasse】とは?

Sparkasseはドイツにおいて最大の貯蓄銀行で、また、ドイツのみならずヨーロッパにおいても最大規模を誇るSparkassen-Finanzgruppe(貯蓄銀行金融グループ)の中心です。
Sparkasse(貯蓄銀行)の使命は、全ての顧客の積み立てなどから貸付資金を確保し、中小企業などに貸し付けをすることで、ドイツのそれぞれの地域の経済発展を促進させることです。
通常のBanken(銀行)は「個人」に対して、Sparkassen(貯蓄銀行)は「社会」に対して、というイメージです。
ドイツの場合はドイツのそれぞれの地域のためのSparkasseで、そのため、ドイツには各地域にハスパ(Hamburg Sparkasseなど)それぞれのSparkasseがあり、またそれぞれのSparkasseのグループがあるのです。
【Sparkasse】メリット&デメリット

Sparkasseのメリット・デメリットは以下の通りです。
<Sparkasseのメリット>
- ドイツ国内にあるATMや支店の数がかなり多いため便利。
- Sparkasseを利用できるATM数は約23600台でドイツ国内NO.1。
- ドイツ以外のEU諸国内にもATMあり。
- ドイツの各都市や地域が運営する銀行であるため、倒産リスクは低く、信頼度が高い!
- 1~2年の短期滞在者にやさしい!
- ビザなしで口座開設可能!
- 学生の場合、予約なしで即日口座開設可能!
- (DüsseldorfのSparkasseには日本人スタッフがおり日本語で対応してくれる窓口がある。)
<Sparkasseのデメリット>
- 口座維持費が平均7~8€/月とお高い。(各市が運営しているので町により誤差はあり。)
- クレジットカードの審査が厳しめ。
【Sparkasse】クレジットカード

ドイツで生活をする上で「日本のクレジットカード」でいいと考えている方も多いかと思います。
しかし、日本のクレジットカードをドイツを含めた海外で使用する場合、
- 手数料が通常よりもかかる。
- 使うたびに手数料の値段が上がっている。
というデメリットがあります。
※特に「使うたびに手数料の値段が上がっている。」は日本のクレジットカードを海外で使うときの落とし穴なので、一度確認する必要があります。
そんな時にドイツのクレジットカードが必要になります。
Sparkasseのクレジットカードのメリット・デメリットを含めたポイントをざっとまとめてみます!
- 基本的にはMastercard。
- 年会費がかかる。(Sparkasseの管轄地域によって様々)。
- 審査が厳しい。
- クレジットカード申請後、2~3日で届き、尚且つ1週間以内にPINが送られてくる。
以上が特徴になります。
※詳しくは、明日の記事「【ドイツ基礎知識】Sparkasseのクレジットカード:メリット&デメリット」でお話させていただきます。
【Sparkasse】注意ポイント!

Sparkasseは構造的に結構複雑です。
なので、気を付けるべきポイントを3点ご紹介いたします。
①表記内容が違う!
例えば、大元のSparkasseのサイトには「約25000個のATMがドイツ国内にある」と書かれているのですが、ハンブルクシュパーカッセ(Haspa)では「約23600個のATMがドイツ国内にある」と書かれていたりしていました。
細かく見ると微妙に基本情報の部分が違っていたりするので若干注意してみることをお勧めします。
②キャンペーンが違う!
それぞれのサイトを見るとわかるのですが、提示されているそれぞれのキャンペーンの内容も違います。
例えば、DuisburgのSparkasseでは「Das gibt es so nur bei der Sparkasse Duisburg !」と表記されているキャンペーンがあり、この場合はもろDuisburgのSparkasseだけ適用されるキャンペーンといった感じです。
③値段が違う!
例えば口座維持費がハイデルベルク(7,50€)、ミュンヘン(8,20€)、ハンブルク(4,95€)など、本当にバラバラで、何ならプランもキャンペーンも違うので値段を統一して考えることはできません。
※どれもオンライン口座にすれば基本的には口座維持費0円なんですけどね。笑
ちなみに学生や25歳未満は口座維持費も無料みたいなキャンペーンも見かけたことがあります。
まとめ

ドイツに来てネットで銀行を調べた時にほぼ必ずと言っていいほど見聞きするSparkasseは、グループ内の構造上複雑でわかりづらいことも多いかと思います。
まず抑えるべきポイントは、Sparkasseのグループ内でも費用やキャンペーンが違うため、一概に普通のドイツの銀行と比べることができないという部分です!
なので、Sparkasseでの口座開設を考える場合、自分の管轄地域のSparkasseを調べた上で他の銀行との比較をしなければなりません。
留学・ワーホリの人たちにとっての重要なポイントとしてはドイツ&ヨーロッパ最大のSparkassen-Finanzgruppe(貯蓄銀行金融グループ)の中心であるため、①信用度・安心度が最も高い。②ATM数ドイツ国内No.1=ドイツ国内で最も広く使用できる。という2点です。
その対価として、口座維持費の高さが挙げられます。
(オンラインバンキングの場合その問題点を払拭できるのですが、安心感や浸透率としてはまだオフラインバンキングの方が若干強めなのが現状です。)
これらの点を抑えてドイツの銀行を選び、是非快適なドイツライフを送ってください!
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