【ドイツ知識】レープクーヘンの歴史とその意味

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こんにちは、ドンキーです!

今日はドイツのクリスマスマーケットやオクトーバーフェストでよく見かける「レープクーヘン」についてお話します。

レープクーヘンは上、シナモン・しょうが・アニス・カルダモン・チョウジ・ナツメグ・ピメント・コリアンダーなど多種多様なスパイスと、レモンピールやアーモンド、はちみつなどを原料としたケーキです。


クッキーに見えますが、こちらは正真正銘のケーキです。笑

上の写真のハート型のものが主流ではありますが、他にも様々な形があります。


ドイツのクリスマスマーケットやオクトーバーフェストにいくと120%売られているレープクーヘンですが、レープクーヘンとはそもそもなんなのでしょうか?

歴史や由来、ドイツにおけるレープクーヘンの意味など、今日はドイツの名菓「レープクーヘン」について徹底的に調べてお話いたします。

レープクーヘンの歴史

レープクーヘンの起源は紀元前1500年の古代エジプトはちみつケーキであると言われています。

エジプトのピラミッドには当時の遺物が残っており、小さなはちみつのケーキが作られていたと古代の文書にも残っています。

エジプト神話・ギリシャ神話・ローマ神話・ゲルマン神話では、「はちみつは神々からの贈り物であり、神聖かつ魔よけの効果もある」とされており古くから好んで食されていました。

それから時は流れ、ベルギーの都市ディナンで現在のレープクーヘンの原型が作られ、それがドイツ西部のアーヘンに渡りプリンテというお菓子になり、最終的にフランク人の修道院の修道女によって今日のようなレープクーヘンになったと言われています。



ドイツ南部のウルムで1200年代に開発されたジンジャーブレットと同じく、当時、レープクーヘンの生産には遠い国から輸入した希少で高価な香辛料が必要不可欠でした。

そのためレープクーヘンの生産地はいくつもの貿易経路が重なり合う貿易の中心地にのみ置かれていました。

当時の貿易の中心地として有名なのがドイツのウルム、ケルン、アーヘンやミュンヘン、スイスのバーゼルなどです。

しかし、当時レープクーヘンが最も盛んに生産されていた都市は、間違いなく、豊富にミツバチが住む森が数多くあり、年代を経て威厳を備えた都市にとなっていたドイツ中南部のニュルンベルクでした。

ちなみに、ニュルンベルクのレープクーヘン職人は甘いはちみつがよく取れる場所の近くに直接住んでいました。

ドイツ南東部のアウクスブルクの市役所にある記録によると、レープクーヘンは1498年には「Lebzeltermarkt」(レープクーヘンのマーケット)と呼ばれる市が開催されるほど有名になっていたようです。


それが徐々にクリスマスマーケットと融合していき、最終的に、現在のようにオクトーバーフェストを含めたドイツのお祭りでの定番のお菓子になったそうです!

レープクーヘンの由来

「Lebkuchen(レープクーヘン)」はフランク人が1409年に考えた名前です。

  • ドイツ語の「Laib」(意:一塊り)に由来
  • ドイツ語の「Labekuchen」(意:元気を回復させるケーキ)に由来
  • イタリア語の「libum」(意:パンケーキ)に由来

など諸説ありますが、歴史研究者の中でも未だに意見は一致していません。

ドイツの話ではありますが、ラテン語は修道/教会言語でもあったため説の1つとして挙がっています。

ちなみに、ほとんどの人が予想する命や人生、生活などの意味のドイツ語である「Leben」はレープクーヘンの由来の候補内にはありません。

ハート型のレープクーヘン

現在でも様々な形のレープクーヘンがありますが、よくドイツのお祭りなどで見かけるハート型のものは「Lebkuchenherz」(レープクーヘンヘルツェン)と呼ばれています。

「Lebkuchenherz」(レープクーヘンヘルツェン)には、アイシングでカラフルに愛を表現するメッセージや挨拶色々な一言がメッセージとして書かれています。

自分に合った言葉や自分の好きな言葉を選ぶのもドイツでクリスマスマーケットなどのお祭りに行くときの楽しみ方の一つです!

「愛の言葉」などが書かれたレープクーヘンを大切な人に、「感謝の気持ち」や「祝福の気持ち」を友人に渡すのも、もちろんありですよ♪🤠

レープクーヘンおまけ情報

ドイツのレープクーヘンのレシピは、家系ラーメンのように、職人ごとに少しずつアレンジされ分派していったという歴史があります。

そして、その昔のドイツでは、レープクーヘンのレシピは「決して外に漏らしてはならず、家族にしか教え伝えてはならない」という、北斗神拳のような一子相伝の厳しい規則がありました。

その規則は一縷に、ドイツのレープクーヘンの美味しさ高いクオリティ・自然由来の製法を維持するためのものです。

今でこそ大量に生産されていますが、今でもその高いクオリティを保つため素材や製造方法は厳しく規制されています。

そんな歴史の深いドイツ名菓レープクーヘン、ドイツに行った際はぜひ食べてみてください🤠

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今日もありがとうございます!

また明日の記事でお会いしましょう!

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