【ドイツ知識】閉店法

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こんにちは、ドンキーです!

  • なぜドイツは日曜日と祝日にほとんどお店がやっていないのか?
  • なぜ飲食店や一部のお土産屋さんだけなのか?

それはずばり、ドイツには「閉店法」という法律が存在するからです。

今回はそんなドイツの「閉店法」について解説していきます。

「閉店法」は欧州にある法律で、ドイツでは戦前からあり、お店の営業時間が制限されるものです。ドイツでは、長年「閉店法」により厳しく制限されていましたが、それは徐々に緩和されてきています。

現在のドイツでは、州ごとの「閉店法」により規制される時間が異なりますが、基本的には、日曜・祝日は営業できません

  • ドイツ閉店法の「背景」
  • ドイツ閉店法の「歴史」
  • ドイツ閉店法の「緩和の理由」
  • ドイツ閉店法の「例外」
  • ドイツ閉店法まとめ

本日はこの流れで、ドイツの閉店法を詳しく説明いたします。

ドイツ閉店法の「背景」

ドイツに「閉店法」が導入された背景には、大きく三つの理由があります。

  1. 宗教的、文化的理由
  2. 労働者保護
  3. 小規模小売店保護

ドイツの労働者からしたら、閉店法は「ブラック企業が存在しない」「定時に帰れる」「日曜・祝日は必ず休める」という認識かもしれません。

なんてすばらしい世界なんだ!と、日本の方々の中でそう思われる方も多いかと思われますが、ドイツに旅行や留学する側に回ると、日曜日にスーパーなどがやってないのは、まぁまぁ不便です。

ちなみに、ドイツの教会は閉店法が緩くなることに関して、抗議しているようです。

ドイツ閉店法の「歴史」


初めてドイツで「閉店法」が施行されたのは、ドイツ帝国の時代、1900年。それ以降、ドイツの閉店法は上記の図の通り、何度も改正されました。

そして2006年のドイツで開かれたワールドカップでは、開催期間中、16州中5州で平日の24時間営業が許可されました。

試合の行われたスタジアムのある州では、平日・土曜日は24時間営業、そしてなんと日曜日は14時~20時の営業が可能になっていました。閉店法、なんとフレキシブルな法律でしょう。

このドイツワールドカップを皮切りに、閉店法は一気に緩和されました。

2006年9月1日、ドイツの連邦基本法の改正が行われ、国ではなく地方が「閉店法」の営業時間の決定権をもてるようになったのです。そこから、各州がそれぞれで営業時間を自由に規定し「閉店法」を地域ごとに変えることができるようになりました。

上記の国から州への「閉店法」の決定権移動の影響により、ドイツ各州の「閉店法」緩和に対し、賛成・反対様々な議論が巻き起こりましたが、ドイツの16州のうち12州で平日の24時間営業が認められることになりました。

ドイツ国内で一番閉店法が緩和された地域はベルリン州で、逆に、一番厳しいのがバイエルン州です。
ベルリン州では、月曜日から土曜日までは24時間営業が可能、そしてバイエルン州では、平日の営業時間は6時~20時、日曜・祝日は営業禁止といった感じです。

ドイツ閉店法には例外もあるので、それは次の[ドイツ閉店法の「緩和の理由」]でお話しします。

ドイツ閉店法の「緩和の理由」

ドイツ閉店法の緩和の理由は、様々ですが、そのうちの一つの理由として不公平な例外適応があげられます。

駅にあるキオスクや、ガソリンスタンドについているドイツで言うコンビニのようなものは「閉店法」において例外であったため営業していたことに対して、その他の店からクレームがものすごいあったためだそうです。

ドイツ閉店法は改正はされましたが、日曜日に閉店としているお店は未だに多く、逆に多くの飲食店は営業時間の緩和をしています。

働いている側からしたら日曜日は休みたいでしょうから、それはそうですよね。笑

ドイツ閉店法の「例外」

ドイツ閉店法の例外扱いとなっているのは、以下の系統のお店です。

  • 飲食店
  • 駅、空港などの旅行者にとって必須な店
  • 観光地の土産屋
  • 花屋
  • 博物館、美術館、教会などのミュージアムショップ
  • 薬局

カフェ併設のベーカリー、イートインのあるスイーツ・菓子屋などが開いているのも、「飲食店」という解釈に無理やり含めている感じです。

ドイツ閉店法の例外として花屋が開いている理由は、ドイツの文化で、知り合いの家に行くときに、花を一緒に持っていくというものがあるためです。薬局に関しては、各都市ごとに各一店舗のみ営業しています。

ドイツ閉店法には、上記のような例外はありますが、実際に休日営業等を選択するかどうかは、各お店や企業の選択なので、全部が全部休日営業をするわけではありません。
ドイツの今までの慣れ親しんだシステムのまま、日曜・祝日に休業するお店・企業もあれば、宗教上の理由からそもそも日曜営業に反対な姿勢をもち、休業を選択するお店・企業もあります。

ドイツ閉店法の賛否に関しては、前述した通り、教会、特にカトリックの教会の日曜営業に対する抵抗は強いです。

ドイツ閉店法まとめ

  • ドイツには「閉店法」があり、そのため日曜・祝日に開いていないお店が多い。
  • ドイツ閉店法の「例外」に含まれる飲食店などは開いているので、観光中のごはんは安心です!
  • 日曜・祝日にお店を開けるかどうかは、州ごとに閉店法が違い、昔からの習慣や宗教など様々なことが絡んでくるため、「閉店法」の緩和の流れは、今後どうなるかはわからない。
※旅行でショッピングも楽しみたい方は土曜日までにすまし、日曜日は観光のみをするとベストなプランが組めると思います。

閉店法に対するドンキーの考察では、日曜にはウィンドウショッピングをして楽しむという習慣がドイツ人に定着している。

もしそうならば、「閉店法」が緩和されても、客側も店側も、従来のライフスタイル事態を根本から変えるのは難しく、日本のような感じのお店のスタイルになるにはまだまだ時間がかかると思います。

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今日もありがとうございました!
また明日の記事でお会いしましょう!

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