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こんにちは、ドンキーです!
今回の記事では、ハンブルクで絶対に行くべき観光地5選についてお話させていただきます。
- ネオルネッサンス様式の市庁舎【ハンブルク市庁舎】
- 戦争の傷跡がそのまま残る【聖ニコライ教会跡】
- 水上の歌劇場【エルプフィルハーモニー・ハンブルク】
- 世界最大級の倉庫街【シュパイヒャーシュタット】
- ハンブルクの夜遊び通り【レイパーバーン】
- 今日の小話:北のヴェネツィアことハンブルク。
ネオルネッサンス様式の市庁舎【ハンブルク市庁舎】

こちらはハンブルクの市庁舎「Hamburger Rathaus」です。
★ドイツの他の都市にも荘厳な市庁舎は数多くあるので、市庁舎はドイツの定番観光スポットです!
1842年に火事により焼失してしまったため、1897年に複数の建築家によって再建されたネオルネッサンス様式の比較的新しめな市庁舎です。
宮殿のようなこの市庁舎には、約647室もの部屋数を備え、その数はイギリスのバッキンガム宮殿よりも多いそう。ハンブルクの繁栄を表すシンボル的な建物です!

※この日は行かなかったのですが、市庁舎の高さ112mの塔は上ることが可能で、ハンブルクの町を一望することができます。
建物内には、カフェ&バー、レストランが併設されており市庁舎の中でゆっくりランチなどをすることも可能です。

また、中庭には彫刻を伴った噴水があります。
これは、1892年にハンブルクで起こったコレラの大流行による犠牲者(約8000人)を追悼するために建てられました。

この噴水の中央にある女性の像は、ギリシア神話の健康の女神ヒュギエイアで、父であり死人まで生き返らすことのできる*医術の神アスクレピオスを救ったことから、人間と動物の全ての病気を治すことができると言われています。
その彼女の足元で抑えられているドラゴンがここではコレラを表しています。
*アスクレピオスは、アポロンに愛された女性コロニスと人間の男との間にできた子で、色々あってケンタウロスのケイロンに育てられた神様なんです。医術もその時ケイロンから教えてもらったものです、この話も結構面白いんですけど長くなりそうなので、よかったらギリシア神話読んでみてください!笑
戦争の傷跡がそのまま残る【聖ニコライ教会跡】

こちらは、聖ニコライ教会跡「Mahnmal St. Nikolai」です。
港町ハンブルクはドイツにとって、軍事的にも政治的にも重要な都市であったため第二次世界大戦で空爆を受けました。その中でも、147.3mもの高さを誇る聖ニコライ教会は格好の空爆の標的となっていました。
最初にここに連れてこられた時、どこからどこが教会なのか全くわかりませんでした。


ここ全部が元教会の内部です。
そう思って改めて周りを見返すと、いかに空爆が激しいものだったか、生々しい戦争の傷跡が目に入ってきます。
聖ニコライ教会跡には静けさが広がっており、どことなく重い空気を感じました。
正直、残存している教会の鐘の音は嫌な感じの暗い音でした。
教会跡に建てられたモニュメント「地上の天使」は、戦死者の鎮魂・戦争の恐ろしさを忘れないためなど色々と目的はありますが、このモニュメントからは悲しさしか感じませんでした。

聖ニコライ教会跡に来て、今の時代が武力的な面では比較的平和でよかったなと実感しました。

水上の歌劇場【エルプフィルハーモニー・ハンブルク】

こちらは、北ドイツ放送エルプフィルハーモニー管弦楽団のホーム、エルプフィルハーモニー・ハンブルク「Elbphilharmonie Hamburg」です。2017年に完成したまだまだ新しい建物なので、めっちゃ綺麗です。
チケットを購入すれば展望台に行くことができ、360度ハンブルクを見渡すことができます。
水上に建てられており、360度邪魔をする建物がないので展望台デッキは一部ものすごく風が強い部分があります。
強風に対して体重をかけて、マイケルジャクソンの「ゼログラビティ―」みたいなポーズをして遊んだり写真を撮ったりする遊びなども流行って観光客みんなやっていました。笑
世界最大級の倉庫街【シュパイヒャーシュタット】

Speicherstadt(シュパイヒャーシュタット)のドイツ語の意味は、「倉庫の町」です。
ハンブルクは、古くから貿易の要所として栄えており、1881年にドイツ関税同盟に入った時でさえも、税関の管理下に入らない自由貿易港を持てる特権がありました。
そして自由貿易港を持つ権利を得た上で新たな倉庫が必要になったことで作られたのが、このエルベ川中洲に作られたこの倉庫街【Speicherstadt】で、世界最大級の倉庫群です。
この日の夕方のハンブルクはあいにくのお天気だったので、綺麗な写真は撮れなかったのですが、普段であれば、約30万平方メートルに建てられたレンガ造りの建物が太陽の光に赤々と照らされ、圧倒的な存在感とその人工的な力強さを見せてくれます。

19世紀には、コーヒーや香辛料、タバコや生糸、絨毯などがさかんに取引されており、当時のカカオ豆と絨毯の取引量は世界一でした。
その名残として、世界中のコーヒーやコーヒーグッズが販売されているカフェ併設のショップなどもあったり、お化け屋敷、ミュージアムなど、多くのアミューズメント施設が入っているのも楽しみの一つです!
ハンブルクの夜遊び通り【レーパーバーン】

Reeperbahnは、ハンブルクのSt.Pauli(ザンクト・パウリ)にあるVergnügungs- und Rotlichtviertel(行楽と*紅灯の巷)の中央通りです。飲食店、バー、映画館、ディスコ、ナイトクラブなどが約1kmに渡って密集している、ハンブルクでもっとも有名な夜遊びのための通りです。
*紅灯の巷は、Rotlichtviertelを辞書で引いたら出てきたんですけど、「酒場・売春宿などがあるにぎやかな通り」という意味だそうです。
ハンブルク人の山

Hamburger Berg(ハンブルク人の山)は、
Reeperbahnにあるディスコがひしめき合っている通りです。
がんがんに酔っぱらったハンブルク人たちが、最後に0時を過ぎてからこのディスコ街に集合し、飲んで飲んで踊って踊ってを繰り返して最終的にバタバタと潰れていき、その潰れていった山のようなハンブルク人を指してHamburger Bergと名前が付いた。
と現地の友人からは聞きました。
実際3時くらいまでここで遊んでて外に出た時、ばたっばたに倒れている人たちは見かけました。笑
今日の小話:北のヴェネツィアことハンブルク。
最後に今日の小話です!
北(ドイツ)のヴェネツィアと呼ばれている港町ハンブルクには、多くの水路が張り巡らされています。その水路のうちの一つに浮かんでいる港?に、聖ニコライ教会跡からエルプフィルハーモニー・ハンブルクに向かう途中で立ち寄りました。

エルプフィルハーモニー・ハンブルク目と鼻の先ですね。
この写真にてっぺんが黄色のポールが何本か立っていると思うんですけど、その下の方を見ると、茶色っぽくなってますよね?
そこ実は満潮時の水位の到達点なんです。
ここには、軽い飲食店が何店舗かあるんですけど、満潮時にはばりばり沈むみたいです。笑

ここが沈むって、なんかロマン感じますよね。笑
それだけです!
余談ですが、飲食店の方は強化ガラスと塩で錆びない加工を施してるらしいです!
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今日もありがとうございました!
また明日の記事でお会いしましょう!
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